2017年公開のディズニー映画『美女と野獣』実写版。ベル役を演じたのが、エマ・ワトソン。
エマ・ワトソンについて、「ベル役が似合わない」という口コミがあるようです。
「ハーマイオニーにしか見えない」という悪評や、
ミュージカルなので「本当に歌っているの?」という疑問も!
「シンデレラ役を断っていた」という噂のエマ・ワトソンはどんな人か、真相に迫ってみたいと思います。
『美女と野獣』実写版エマ・ワトソンじゃない?ベル役似合わない?アニメ版と比べた評判
「ベル役が似合わない」と口コミがあったエマ・ワトソン。
どういうことでしょうか?
ベルのイメージは、アニメ版では「田舎に住んでいる美しく聡明な娘」という設定でしたね。
田舎で特有の、周りと違うと風変りと言われてしまう。
でも、ベルは、周りに左右されず、勇気がある女性でした。
実写版で登場したエマ・ワトソンのベルは、とにかく美しすぎる!
そして、「都会的で洗練された娘」という印象を受けました。
ベルの好さは、聡明で周りに左右されない所で、「美しいだけじゃない!」というのが、アニメファンの声のようです。
エマ・ワトソンは美しいばかりに、ベル役が似合わない!なんていう評判になったのですね。
アニメ版『美女と野獣』のヒットは、勇気あるベルの性格重視の所に共感が集まったのでしょう。
では、エマ・ワトソンは、美しいだけだったでしょうか?
実写版では、アニメ版になかったエピソードや歌も追加されたこともあって、
ベル像の性格重視なところが、少し薄れた印象になっているかもしれませんね。
『美女と野獣』実写版エマ・ワトソンじゃない?ハーマイオニーにしか見えない?ベル役と『ハリー・ポッター』シリーズ
『美女と野獣』のベル役のエマ・ワトソンの評判で多かったのが、
「ハーマイオニーにしか見えない」
との声でしょう。
確かに『ハリー・ポッター』シリーズは大ヒット作品。
主人公ハリー・ポッターと3人でいつも一緒に行動する親友の女の子ハーマイオニー・グレンジャー。
もう一人の親友ロン・ウィーズリーと共に、存在感がある脇役でした。
エマ・ワトソンは、11歳で子役としてハーマイオニー役を初めてつとめました。
そして、8作にもおよぶ『ハリー・ポッター』シリーズと共に、成長した姿を見せてきました。
エマ・ワトソンはハーマイオニーでギネス記録に認定されているほどです。
2000年から2010年までの10年間の『ハリー・ポッター』シリーズで、「過去10年間で最も興行収を稼いだ女優」として認定されているのです。
興行収入の額は『ハリー・ポッター』シリーズの合計で約6000万ドル(日本円約63億円)。
エマ・ワトソンのハーマイオニーとしての印象が強いのも、納得です。
ご存じのとおり、『ハリーポッター』シリーズは、長年にわたります。
3作目あたりに、映画会社との契約の時に、更に4年の契約になるなどから、続投があやぶまれましたが、
エマ・ワトソンは、「ハーマイオニー役を任せることはできない」という理由で、契約に踏み切ったそうです。
ところで、ハーマイオニーとして最後に姿を見せたのはいつかというと、
『ハリー・ポッター』シリーズ8作目最終話『ハリーポッターと死の秘宝 Part2』でした。
2011年公開で、1990年生まれのエマ・ワトソンは、この時20歳を迎えていまいた。
もう大人の女性でしたね。
『美女と野獣』実写版は、エマ・ワトソン27歳の作品です。
興行収入で比べると、『美女と野獣』は2017年の2番目に高い映画という実績でも、評価が高いのが解ります。
(2017年の1位は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)
『美女と野獣』実写版エマ・ワトソンじゃない?ベル役似合わない?|エマ・ワトソンはどんな人?
エマ・ワトソンとはどんな人なのか、調べてみました。
イギリスで、6歳から俳優スクールに通っていたようです。
先生からの紹介で、ハーマイオニー役に抜擢されました。
『ハリー・ポッター』シリーズで子役をやりながら、
ブラウン大学・オックスフォード大学等に進学。
努力家というのが解ります。
勉学の他に、本の活動やジェンダー問題を含む女性の地位向上の活動などをしている活動家だそうです。
自分でしっかり考えて行動するエマ・ワトソン。
『美女と野獣』のベルは、変人扱いをされても一切気にせず、好きな読書と空想を楽しんでいます。
自分の意思を持った芯の強い女性として、ディズニー映画は描いています。
芯の強いところなど、ベルとエマは重なる部分もありますね。
まさに、ベル役はかなりのハマり役といえるのではないでしょうか。
『美女と野獣』実写版エマ・ワトソンじゃない?ベル役に合わない?エマ・ワトソンは本当に歌っている?
ハーマイオニーの演技では、歌などはありませんでした。
エマ・ワトソンには歌などの印象なかったようで
が、『美女と野獣』実写版は、ミュージカル。
ベルの歌のシーンも、ダンスシーンもあります。
エマ・ワトソンは、これまで歌を披露したことがなかったので、
「本当に自分で歌を歌っているの?」
という疑問の口コミも聞かれました。
答えは、もちろん本人が歌っていました。
エマは、この映画のために、歌の猛特訓を3か月受けたそうです。
また、プリンセス修行というので、ベル役の役作りをしたそうです。
『美女と野獣』実写版|ベル役エマ・ワトソンはシンデレラ役を断っていた
ところでエマ・ワトソンは、ベル役を演じる2年前の2015年、シンデレラ役のオファーを受けていました。
しかし、「私が演じるキャラクターではない」と、出演を断っていたそうです。
英国の雑誌TOTAL FILM(トータルフィルム)に、エマは次のように語っています。
”「私が『シンデレラ』の主演を断った時には、まだディズニーが『美女と野獣』を製作するつもりだということを知りませんでした。
でも、彼らがベル役をオファーしてくれた時には、シンデレラよりもよっぽど私には感じるものが”ったのです」”
シンデレラ役を断ったのは、自分が求める女性像としてピンとこなかったからですね。
「もっと何か、刺激をくれるような部分が欲しかった」とも言っています。
”「ベルは好奇心旺盛で、思いやりがあって、偏見がないの。そんな女性こそが、私がお手本として体現したいと思う女性像なの」
「彼女は完全に独立した視点を持っているわ。恐怖を利用したり、罪をなすりつけようとするような人の考え方に、簡単に惑わされたりすることもないの」”
こう答えたエマ・ワトソン。
彼女にとってベル役は、まさに求めていた演じたいキャラクターだったのですね。
そんなこともあって、エマ・ワトソンはしっかり役作りもして、
更に、撮影にあたって、いくつかの提案もしたそうです。
野獣の城での黄色のドレスシーンも美しかったですが、
古風なドレスにあった「コルセット」。(ウエストを細く見せる補正具)
エマ・ワトソンはこれを無くす提案をして、採用されました。
これを知って改めてみると、自由に動き回れる衣装で自由なベルを演じたことがよくわかりますね。
『美女と野獣』実写版エマ・ワトソンじゃない?ベル役が似合わない?まとめ
エマ・ワトソンにはベル役が似合わないと言われている理由をみてきました。
・エマ・ワトソンがベル役が似合わないと言われる理由、(1)ハーマイオニーにしか見えないという表面の印象から。(2)美しすぎるから。(3)エピソードが追加された実写版ストーリーで性格重視が薄れたから。
・『ハリー・ポッター』シリーズの興行収入でギネスのエマ・ワトソンは、『美女と野獣』でも興行収入2位の実績。
・エマ・ワトソンは、歌の特訓を受けて『美女と野獣』ベル役の歌を実際に歌った。
・エマ・ワトソンは、ベル役の2年前にシンデレラ役を、自分のキャラクターではないという理由で断っていた。
・エマ・ワトソンの実像は、勤勉で活動家。芯の強い自分の考えを持つ女性の実像は、ベルと重なる。ベルはハマリ役。
エマ・ワトソンのベル役に関する良くない風評の理由は、
もしかしたら、実写版のストーリーやミュージカル部分の多すぎるという『美女と野獣』実写版に対する評価かもしれません。
私はかなりのポッタリアン(ハリーポッター大ファン)です。
ですから、実写版『美女と野獣』のキャストだけ見た時には、
「ハーマイオニーがベル役なのね」
とだけ思っていました。
実際に見ると、ベル役を演じるエマ・ワトソンは、全くの別人でした。
それどころか、ベルの恋する大人の女性の表情を見せたことで、それまで消すことのできなかったハーマイオニーの子どもっぽい印象を完全に断ち切ることに成功したと思います。
野獣とのダンスシーンで歌い踊るエマ・ワトソンは、うっとりするほど美しかったですね。
そして、美しいだけではない賢いベルの姿を見事に演じたエマ・ワトソン。
エマ・ワトソンは、美しいことでアニメ版よりひどいと言われるのは、もしかしたら女優冥利に尽きるなんて思っているかもしれません。
コメント